2011/11/23

【Internship】仕事内容②



だいぶ間隔が空いてしまいましたー;;;

申し訳ないです。

近頃のお話・・・

JWIの事後活動が本格化してきて、
いよいよ具体的な行動に移り始めました!

(※Japan Women's Initiative(JWI)http://intern.aiesec.jp/jwi


インターンでも何でもそうですが・・・

やはり何かをした、その後の行動が肝心だなぁと
最近しみじみと思います。


私はJWIに参加しなければ、
今一緒に活動をしている個性豊かな学生たちとは出会えなかった訳で・・・

またこうやって一緒にプロジェクトを企画することも
出来なかったなぁと。


与えられたこの貴重な機会、そして出会いを、
今後どう活かしていくかって考えることはすごく大事だと思いました。



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今回はまた仕事内容について、少し紹介します!

前回のブログで述べたProject(Green Light Army)が
私の本来のインターン内容なのですが・・・

実際インドネシアに行ってみると、
ちょうどラマダーン(Ramadan)とレバラン(Lebaran)の時期ということもあり、
しばらく(というかほとんど笑)仕事が無かったんですね;;


イスラム教国であるインドネシアでは、
ラマダーン後のレバランはホリデーになります。
レバランの休暇を使ってみんな実家へ帰るので、
その間交通機関はマヒ状態;;
あちこち車のクラクションが鳴り響きます^^;笑)

うーんどうしようか・・・・


このまま「インターン」という目的を「旅行」に変えてしまおうか。。

とも、正直ちらりと思いました。


しかし、これでは事後報告会や何やらで、
みなさまに会わす顔がない!笑

プラス、諦めるにはまだ早いというか・・・
自分でやろうと思えば何か他にも出来るんじゃないか、とも思いました。




ということで、

下記は私が本来のGLAプロジェクト以外で働きかけてGetし、
且つ活動を行った仕事の1つです。



【仕事内容②:東北関東大震災についてのブース企画】

日本とインドネシアのコラボレーションで誕生した、
日本の「祭」体験イベント、
その名を!nJaption

あたしより先にインドネシアに行っていたAIESEC(日本人)の方が、
体験出来る日本の「祭」プロジェクトを現地で企画していました。

ブース別に会場を区切り、
日本の習字、折り紙、または浴衣の着付けなど、
様々な日本の文化を体験出来る計画でした。



その話をチラリと耳に挟んだとき、
自分のプログラムでは無かったのですが、
ぜひその企画に参加させて欲しいと責任者に頼みました。

仕事が欲しいというのは基より、
その祭で今年3月に起こった、日本の震災について紹介したいと思ったからです。


日本の文化体験をしてもらうことで、

日本の文化を好きになってもらうこと、
日本に興味を持ってくれることは大変有難い話です。


しかし、当時日本人ということを伝えると必ず聞かれていた、


「日本の震災の被害は今どうなっているの?」
「福島は今安全なの?」


というインドネシアの人たちの疑問に
答える場にもしたかったのです。


海外では震災後の日本に対する様々な憶測が広がっていて、
特に福島原発問題に関しての情報は曖昧なものでした。

(それは何も海外においてだけの問題ではないのですが・・・)


そこで
正しい情報を提供すること、
そして原発問題を取り扱うことで、
一人一人が「原子力発電」について改めて考える機会を、
与えたいと思いました。



このブース作成ではもう1名の日本人研修生、
そしてスタディーツアーで来ていた1名(東北ボランティアをしていた)
が協力してくれました!


私たちはまず、

3月に起こった地震による被害状況
そして現在」日本はどんな状況にあるのか
また地震後に起こった「原発」に対する世界の議論

などを情報として盛り込み、展示を作成しました。



展示作成①

展示作成②


イベントの前々日、前日は夜通しみんなで作業。

またすべてのインドネシア人に知ってもらいたい!という思いから、
ホストブラザーに頼み、すべてインドネシア語に翻訳してもらいました。


この翻訳作業もなかなか大変で・・・・

というのも、まず自分が英語ですべてを説明し、
且つ相手にも内容を理解してもらえないと、
正しい翻訳にはたどり着かなかったからです。



しかし・・・

そこはさすが尊敬なるブラザー!!

素敵なホスピタリティを持ち合わせた彼は、
このプロジェクトに全面的に協力してくれました!^^


翻訳も、眠い目をこすりながら2人で一緒に作業。

また彼は私が言った英語を直訳するのではなく、
ちゃんと分かりやすい文章にも直してくれました!
(これ翻訳ではすごく大事ですよね・・・)

ほんと良いホストブラザーを持てて幸せ者でした←



前日は会場入りしてブース作成作業!

インドネシアのAISECerたちは、
「今夜中には余裕で終わるよ~~」
みたいなことを言ってましたが・・・




と ん で も な い!!!!lol



(考えるに、インドネシアの人の私たちでは
時間に対する感覚がだいぶ違うと思われます・・・;)


半日しか設営時間が無かった私たちは
急ピッチで作業開始!!

3人ではほんと大変な作業だったのですが、
私のホストブラザーとその友達も応援に駆けつけてくれ、
人手を5人確保!(笑)

おかげで何とか朝までには間に合いました!





当日は本当に大勢の方がイベントに訪れ、
日本の文化体験を楽しんでいました。

その中でも私たちのブースはちょっと異色。

娯楽ブースの中、一つだけシリアスなコーナーでしたので。


最初は人が来てくれるか、また興味・関心を持ってくれるかどうか
とても不安でしたが、

本当に多くの人がブースを訪れ、
私たちに質問をしてくれたり、また被災した人たちにメッセージを残してくれました。

(動画でインタビューも撮りましたが、容量が多すぎてここには載せられず・・・無念;)


ブースの様子。みんな展示を見てくれています。

手作りの国旗にメッセージを書いてもらいました。
最後は書く場所がないほど、みんなの言葉でいっぱい!


イベントは大成功で、全体で300人以上の人が来場してくれました!


このプロジェクトを通して学んだこと・・・

それは人と協力することの大切さ
またそのために、多くの人を巻き込んでいくことの大切さです。



私は正直、今までなんでも一人でやる方が良いと思っていました。

その方が衝突もないし、計画も立てやすい(スケジュール調整がないため)、
利点がいっぱいあると思い込んでいました。


しかし実際はそうではありません。

多くの人と一緒に「働く」ことで、
そこに一人では思いつかなかった、新たなアイディアが生まれることがあります。
(まさに三人寄れば文殊の知恵・・・とでも言うのでしょうか)

また自分では「こうだ!」と強気に思っていたことが、
他人の目からしたら「そうではない」ということも多くありました。


そこから多くの人と協力して何かを成し遂げること
また人をどんどん巻き込んでいくことの楽しさ
も覚えました。


本当に・・・
自分の今までの姿勢にメスを入れられたというか・・・

大切なことを体感させてもらったプロジェクトだったと思います★


またこのプロジェクトを通して、
「マネジメント勉強してみたいな・・・」と、唐突に思いました(笑)



長くなりましたが、仕事内容(②)のレポートはここまでにします。

ではではSee you soon!


制作に携わったみんな!ありがとう!そしてお疲れさまでした~~★

2011/10/26

【Internship】仕事内容①

こんにちは。


外、風がびゅうびゅうです。木枯らしでしょうか?
空気も一気に冷え込んで・・・
冬が到来する気配ですね~~


今日は私が行ったインドネシアでの仕事内容を紹介します。


【インターンシップの仕事内容①】

私が所属していた団体は、
インドネシア、スマランにあるUNDIPという大学の機関です。
http://www.undip.ac.id/

プロジェクト名は
Green Light Army Project(TBI)The British Institute

高校や中学校で自国の環境問題について話すとともに、
世界で起こる様々な環境問題について啓蒙活動を行うというものです。


私は3月11日の東北関東大震災以後、
日本で問題になっている「原発事故、放射能問題」について生徒に紹介し、
原子力発電について皆の率直な意見を聞きました。

(発展途上の国では、原発がどう見られているのかが単純に気になりました)



(↑ 原発についての賛否、その他意見を書いてもらう)


(↑全体の集合写真)



意見は最初、反対派のものばかりでした。


みんな

「インドネシアに原発はまだ早い!」
「政府が管理しきれない!」
「日本であんな惨状だったのだから、インドネシアに管理できるはずがない」(笑)

と口々に言っていました。


確かに・・・、
インドネシア政府は汚職ばかりなんですね。

インドネシアで問題になっていることは何?と人々に聞くと、
7~8割の人がCorruption(汚職)と答えていました・・・。


まぁしかし話している中で、原発を設ければもっと巨大なエネルギーが確保できる
=自分たちの生活ももっと豊かになる

という、比較的賛成派の意見も出ていました。



今のところ、インドネシアに原子力発電所は一基もありません。

政府は建設を予定していましたが
(しかもスマランに比較的近い所に!)
どうやら今計画は凍結状態にあるそうで・・・


放射線は、単に人の健康に悪影響を及ぼすだけじゃない。
当たり前のことが当たり前に出来なくなってしまう。
農家だって、漁師だって、ふつうに毎日を過ごしていた私たちだって・・・

(米農家が泣きながら自分の育てた米を廃棄するドキュメンタリーを見て、
胸が絞られるような、、、切なくて悲しい気持ちになりました)


私たち人間が発明した技術なのに、
それによって生活や生命までもが脅かされるようになるなんて・・・

なんだかおかしな話じゃないですかー、と思ってしまう。
核兵器への応用だって、世界のどこかで必ずあるよね。
人間はいつか自分たちの発明したテクノロジーに滅ぼされるんじゃないだろうか。

・・・
そんなことにならないためにも、
技術を正しい意味合いで使うことが大事ですね。





・・・

って話がズレズレになってしまった(;・_・)>




Anyway,

インドネシアでは、原子力発電の仕組みやその構造について
学ぶ機会はほとんど無いそうです。(生徒情報)

今回の機会で、少しでもみんなが新しい情報を得られたのなら
良かったなと思います。


そしてもし将来、彼らが原発について考える機会があったのなら
この時のことを思い出してくれればいいなぁ~

2011/10/18

【Internship】インドネシアの生活

【インドネシアでの生活】

インターンシップ、第二弾の投稿です。
今回はインドネシアの生活について書こうと思います。

インターンシップ中、私はずっとホームステイをさせてもらっていました。

インドネシアでは珍しいほうだと思うのですが、
私が滞在していた家庭はカトリックを信仰していたため、
ラマダーンの影響は全く被りませんでした(笑)

(※ムスリムの家にホームステイしていた友人は、3時に起きてご飯を食べたり、
そもそも食べ物が何も置いてなかった家もあったみたいで、
色々大変だったみたいです^^;)

*------------------------------------------------------------------------------*
ラマダーン(Ramadan/رمضان)
イスラム教徒が断食を行う月のこと。
この月の日の出から日没までの間、ムスリムは飲食を絶ちます
*------------------------------------------------------------------------------*


私はごく普通の、4人家族の家にお邪魔していました。






(←家族のみんな)







1.お風呂(?)トイレ

まず最初に驚いたこと・・・
それは何といっても

シャワーが無いこと。笑


インドネシアの一般家庭には通常シャワーがありません。
(一部のお金持ちの家にはありますが・・・)

じゃあどうやって身体を洗うのかというと、

まずバスタブのような所に水を溜め、
その水を桶ですくって水を浴びるんですもちろんお湯は出ません)


余談ですが・・・
おもしろいなぁ~と思ったのは、高校の日本語の授業でのこと。

練習で先生が「夜何をしますか?」と生徒に聞くと、
彼らは水を浴びますと答えるんですね(笑)
「シャワーを浴びます」とか、「お風呂に入ります」じゃないんです。

教科書や教材もインドネシア仕様に作る必要があるわけですね。




話は戻りますが、水浴びとは慣れないうちは身震いがするもので・・・
到着から数日後早速風邪をひき、ダウンしたのを覚えています。

風邪をひいたとき、お母さんが
「今日は水じゃなくて、お湯を浴びたい?」と聞いてくれ、
えっお湯出ないんじゃなかったっけ・・・、と思っていると、
わざわざヤカンでお湯を沸かし、水でぬるくしてバケツに入れてくれたんです。


今までホームシックなどなったことなかったのに、
そのお湯を浴びた途端、無性に日本が恋しくて恋しくてたまらなくなりました。

好きな時に好きなだけ、水もお湯も使える生活をしている自分は
なんて贅沢で幸せ者なのだろう、としみじみ思いました。



トイレもほとんどの家庭が自動で流れません。

流したいときはバスタブから桶で水を汲んで、
それを便器に流し込みます。
(トイレと水浴び場は同じ部屋にあります)

ティッシュが置いてあるところはかなり稀です。
私が見かけたのは空港と大きなショッピングモール、
この二か所だけでした。

(おかげさまで、日本に帰ってからも毎日ティッシュを持ち歩いていないと
どうも落ち着きません・・・笑)


インドネシアで活躍する日本人女性(※この件は後で触れたいと思います)
が言っていたこと、それは

「当たり前は当たり前じゃない」

この言葉の意味を、インドネシアの生活を通して痛感することになりました。




2.ハウスメイドの存在

みなさん、「メイド(お手伝い)さん」と聞くとどんな人を思い浮かべますか?
(※秋葉原のメイドさんではありませんよ^^;)

お手伝いさんと言ったら、私はおばあさんやおじいさんといった、
お年を召した方のイメージなんですよね。

しかもそんなお手伝いさんを雇えるのは本当のお金持ちだけ。
日本だと実際そうですよね。


インドネシアでは違います。
一般の家庭でも普通にお手伝いさんが居るんです。

しかも彼らは皆中学生高校生にあたる年代
家が貧しくて学校に通えないため、お手伝いをして収入を稼ぐんです。



“え、でも中学って義務教育だから学校行けるんじゃないの?”



と、私も最初は疑問に思いました。

というのもインドネシアの教育システムは日本と同じで、
小学校と中学校は義務教育にあたるからです。

*-----------------------------------------------------*
インドネシアの教育システム
 1~6年生  ・・・ 小学校
 7~10年生 ・・・ 中学校
 11~13年生・・・ 高等学校
*-----------------------------------------------------*

しかし家庭が本当に貧しいとき、
子供たちは学校へ行って、勉強などする余裕はありません。

家族が毎日生活できるために稼ぐ、
それが彼らのプライオリティーにあるのです。


彼らが学校に行きたくないわけがありません。
彼らは学校に行きたいんです。
They want to ではなく、They are eager toなんです。

でも現実は行けない。
その背景には、やはり「貧困」とか「格差」という根本的問題があります。


私の家に居たハウスメイドさん(名前はノル)は、私の妹(高校生)と同じ年齢でした。

毎朝日が昇ると同時に起き、
お母さんと一緒にご飯を作り、
洗濯をし、
部屋をすべて掃除し、
アイロン掛けをし、
お母さんが切盛りする屋台を手伝う

これが彼女の日課でした。



ある日学校から帰ってきたとき、
ノルが「おかえりなさい」と笑顔を私にむける傍ら、

大量の洗濯物をたった一人でアイロン掛けしている姿を見て
なんだか心に違和感を覚えました。
もちろんそこには私が出した洗濯物もありました。

その違和感というのは、
何故自分より小さい子が私の洗濯物をしてくれているんだろう
という、率直な気持ちから来たものでした。

本当なら今頃高校の帰りで、
友達と遊んだり、家に帰ってお母さんとおしゃべりしたりしているはず。

でも実際、彼女はこうやって自分の実家がある村を離れ、
家族の生活を守るために遠い地に一人で働きに来ているわけです。

胸の詰まる思いがしたけど、かといって自分が彼女をどうこう出来るわけでもない。
もどかしい思いはいつまでも消えませんでした。



それでも笑顔がかわいくて、毎日元気なノルに私はすごく惹かれて、
下手なインドネシア語を駆使して、何とかノルとコミュニケーションをとっていました。

そんなあるとき、帰宅した自分のベッドに手紙が置いてあるのに気が付きました。
手紙はノルからで、中には



Suzuka, you are so friendly to me everyday.
I like you so much!



と書かれていました。

それを見てなんだか熱いものが込み上げてきた感覚は
今でも忘れていないし、これから先も忘れることはないと思います。

彼女は英語が全く出来ないんです。
忙しい中、誰かにわざわざ聞いて書いてくれたのかな・・・、と思うと
言葉では言い表せないような嬉しさでした。




インドネシアは貧しい家族のために働く子供であふれています。

屋台でも、道端でも、誰かの家でも、
食い繋ぐために彼らは働いているんです。
ストリートチルドレンもこれでもかってくらいたくさん居ます。

彼らについてはまた今度触れたいと思います。
では。


continue...

2011/10/10

【Internship】インドネシア、スマランについて

今年度、8月10日~9月27日にかけて、
インドネシアスマラン(Semarang)という市でインターンシップをしてきました。

ここに私がインドネシアで体験したこと、学んだことなどを綴っていき、
少しでも多くの人がインドネシアについて知ってくれればいいなと思います。


【インドネシアってどんな国?】

みなさん「インドネシア」と聞いて、まず何が思い浮かぶでしょうか。
私の最初の印象は・・・


「ええと・・・、インドネシアってどこからどこまでインドネシアなんだろうか^^;」

といった感じです(笑)(↑大声で言えた内容ではありません)
同じような疑問を持った人も多いのでは?

インドネシアは東南アジアに位置する、世界最多の島を持つ国です。



 地図を見ても分かる通り、インドネシアは様々な島から成り立っています。
(中でも日本人に有名なのは「バリ島」ですよね^^)

つまりインドネシアは、様々な文化や歴史を持つ島々の集合体なのです。
よってインドネシアには実に多くの伝統文化、料理、衣装などが
存在することになります。

また主要言語は「インドネシア語」ですが、
各島々に伝統的な言語が今でも存在しています。
私がいたジャワ島では、「ジャワ語」というものをみなさん使っていました。

他の島にもこういった伝統的な言語があり、
特に村の人々やお年を召した方に使われるそうです。


【スマラン(Semarang)の紹介】

私がいたスマラン(Semaran)という市は中部ジャワ州に位置しており、
ジャカルタから飛行機で1時間ほどのところにあります。


特にこれといった観光スポットなどは見当たらないため、
街で観光人客はほとんど見かけません。

そのせいか、街を歩いていると色々な人に好奇な目で見られたり、
声を掛けられたりします。
しかし彼らはとても気さくで、フレンドリーなだけなのです。

最初はテロなどのイメージから、
「インドネシアは危険な国だ・・・」という変な固定観念が先行して、
あまり地元の人とコミュニケーションをとらずにいました。
しかしスマランでの生活に慣れるうちに、
彼らは日本人である私に対し、ただ興味を持っていてくれているだけなのだと気付きました。

私の考えですが、スマランはインドネシアでも安全な所であり、
人がのびのびと生活しているなあという印象を大きく受けました。


【インドネシアと日本の歴史】

日本ではインドネシアについてあまり学ぶことがないように思います。
(私自身、学校で学んだ記憶がありません)

しかしインドネシア側にとっては違います。
というのも日本は昔、第二次世界大戦期にインドネシアを占領し、
人々に残酷な仕打ちをしたからです。

私はスマランにある、SMA5という高校で働いていたのですが、
生徒は皆「歴史」の授業で、日本とインドネシアの戦争について学んでいました。

生徒から
「日本は昔インドネシアを占領し、ひどいことをしてきましたが、
そのことについてどう思いますか」
と質問をされたときには、あたふたしたものです・・・。

私がいたスマランにも、日本からの独立を記念するモニュメントがありました。


ここには戦争で苦しむ人々の様子が刻まれています。

またその向かいには「ラワン・セウ(Lawang Sewu)」という、
日本人が昔インドネシア人を捕虜にし、刑務所として使っていた建造物がありました。


ここで、昔日本人がインドネシア人に行った残酷な行為の数々を聞きながら、
複雑な気持ちになったのをよく覚えています。


しかしそんな過去があったにも関わらず、インドネシアは
「親日国家」として有名です。

私も実際インドネシアで暮らしていて、
多くの人が日本に興味があり、さらには好感を抱いていると感じました。
また生徒の話を聞いていると、日本への「憧れ」のような気持ちまで感じたのです。

戦争地であったにも関わらずインドネシアが親日である理由には
様々なことが言われています。

例えば、日本とインドネシアは地理的に比較的遠いということから、
戦後の争いが少なかったこと。
オランダとインドネシアの戦争時、インドネシアに在留していた日本兵が
インドネシア側に加担して戦ったこと(俗説)。
近年日本のマンガやアニメといった文化がインドネシアで流行したこと。

など、様々な理由があると思います。

しかしいずれにせよ、戦争といった悲惨な過去があるにも関わらず、
「日本人」としてこんなに受け入れてもらえたことに驚いたし、感動しました。

また日本の人に、もっとこの事実を知ってほしい、とも感じました。


Continue...

2011/07/24

【Workcamp】ciee国内ボランティア

昨日21日に、従事していた北海道でのワークキャンプが終わり、
無事に帰宅しました。

私の参加していたcieeさんのワークキャンプ事業について
少し紹介したいと思います。

【cieeワークキャンプ概要】

このワークキャンプはciee(Council on International Educational Exchange)
という機関によって行われているものです。
日本人を海外のワークキャンプの送り出すことはもちろん、
海外の人を日本に向かえ入れることもしています
【ciee日本HP】http://www.cieej.or.jp/

私は国内ワークキャンプのプロジェクトリーダーとして、
今回北海道の寧楽という所にある、「共働学舎」という
施設で約2週間お世話になって来ました。

【共働学舎HP】http://www.kyodogakusya.or.jp/



寧楽の共同学舎は「留萌」という市から1時間程車で移動した所にあります。

山の麓で水田に囲まれており、近くにコンビニやスーパーは全く見当たらない、
本当にカントリーな場所でした。

新鮮な空気とたくさんの自然に囲まれて
充実した2週間を過ごしてきました。



【プロジェクトリーダーとは】

私は共働学舎へ、海外から来るボランティアのリーダーとして派遣されました。
プロジェクトリーダーの仕事とは、海外からくるボランティアの人たちをサポートすることです。
現地の人との通訳をしたり、またプログラムの内容について話し合ったりもします。

しかし今年は3月11日に日本起こった地震の影響が大きく、
ワークキャンプの希望者は昨年度に比べ大分落ち込んだみたいです。

それでも今回、2人の外国人(韓国人、スコットランド人)が北海道のプログラムに
参加してくれました。


【ワークキャンプ・仕事内容】
仕事の内容は主に畑での作業、動物の世話、田んぼでの草取りなどです。

私含め、3人とも農業に関わるのは初めてだったので、
とても貴重な体験でした。
特に豚や鶏の世話は、毎日5時半から仕事が始まるので、
身体が慣れるまでは皆苦労していたように思います。

それでも2週間、1日も休むことなく皆しっかり仕事をしてくれました。
文句も言わず弱音も吐かず、ちゃんと「仕事」をしに来た2人は、
「ワークキャンプ」というものをちゃんと理解してくれているなぁと感じました。


その他にも地域の祭りへの参加
小学校、中学校の国際交流会での講演
休みの日に富良野や旭川へ観光もしました。



(↑中学校での講演)

 


(↑旭川、パッチワークロードを観光)


【感想・得たもの】

2週間は長いようであっという間で、
でも本当に多くのことを体験し、深い学びがあった2週間でした。

まずプロジェクトリーダーとしての学びは、

*自分の意見だけでなく、参加者自身の意見も取り入れることの大切さ
*色々な人の協力を得ることの大切さ

です。
時々忘れそうになっていたのですが、「リーダー」は「参加者」と立場が違います。

参加者がどれだけプログラムを楽しめるかは、
引率者の考慮次第で大きく変わるのではないだろうかと思いました。

また自分から「これをやろう!」と押し付けるだけではなく、
「何をやってみたい?」「何か意見ある?」というように、
参加者に意見を求めて進めることも、
彼らのやる気を促す上で良い方法だと思いました。

プログラムは一人で作るものなのではなく、
色々な人の協力を得て初めて完成するものなのだと、
今回のワークキャンプを通して実感しました。


--------------------------------------余談---------------------------------------

また、共働学舎での生活を通し、考え直したことは
「本当の幸せとは何か」
ということです。

共働学舎では様々な人が働いています。
競争社会で働くことに抵抗があった方、
精神的に病を抱えている方、
身体的に病を抱えている方、など
本当に様々です。

こういった人々を、なかなか受け入れるだけの社会体制が出来ていないのが
現在の日本社会ではないでしょうか。


日本は発展しています。

こうした発展には様々な理由があるにしろ、
一つとして日本人の懸命な働き方が挙げられるでしょう。
世界でも日本人は「働きすぎ」と言われるほど、
仕事を懸命にこなす人種として認識されています。

しかし現在不況の世の中、
社会の荒波にもまれて、その渦から弾き出される人も多くいるのが
現在の日本社会です。

弾き出された人間はどうすればいいのか。
彼らのサポートをすることまで考える余裕は、今の日本には無いのでしょうか。


共働学舎はそんな人たちを受け入れ、
メンバー一人一人に仕事を割り当てます。

一人一人が責任を持って仕事に取り組んでおり、
自給自足の生活を営んでいます。


彼らと2週間、生活を共にすることで、
現在の日本の問題点が浮き出しになるとともに、
今後共働学舎さんのような事業への需要は、どんどん増していくだろうと感じました。


日本での自殺率は深刻な問題で、
2010年の段階で10万人あたり24人が自殺しています。
これは欧米先進国内ではトップクラスであり、
世界全体でも6番目に高い自殺率となります。
(※WHO、2010年の最新データによる)

こういった社会現象からも、今の社会を生き抜く私たちにとって、
「本当の幸せとは何か」
ということを、自身に問いていく必要性を強く感じました。


 (↑お世話になった共同学舎の皆様。貴重な経験を有難うございました)

2011/07/05

初めまして!

初めまして!

現在大学3年生の、鈴香と申します。
みなさまには「りん」という愛称でよく呼ばれます^^
ちなみに大学では国際コミュニケーション(International Communication)
を専門に勉強しています。


私事ですが、去年2010年の秋学期から休学をしております。
これはあるプログラムに参加するためでした。
(後ほど機会があれば詳しく書きたいと思います)

それからというもの、自分が積極的に「学生」として
何か活動していきたいという思いに駆られ、
現在も猪突猛進に、やみくもですが活動しています!
自分の将来のために、そして夢のために、
何か行動をおこす「夢活」を推進しています(笑)


今回ブログを作成しました。
昔から何か自分の思いを発信する場がほしいと思っていたのですが、

直接のきっかけは、AIESECという学生団体で行っている、
JWI (Japan Women's Initiative)というプログラムに参加し、
今年夏から海外インターンシップに行くためです。
ちなみに私は7月下旬からインドネシアに行く予定です)

海外インターンでの報告はもちろんのこと、
自分が参加している他の活動や、
それらから学んだこと、感じたことを発信していければいいなと思います。
多くの情報共有が出来たら幸いです^^

趣味は写真撮影、編集です。
写真もこれからアップしていくつもりなので、
どうぞよろしくお願いします♪


RIN